昨日、10ヶ月ぶりにN君(小3)が、Uー18に参加した。大学生と一緒に算数の宿題をやっていくうちに、四則演算があやしいことがわかってきた。昨年の夏(にほんごこどもクラブ)は、時計の読み方で苦労していたっけ。あれからずっと日本の小学校へ通って日本語で勉強している訳なのだが・・・どうやら日本語、母語どちらの言語でも、計算がしっかりできないようだ。九九はどうにか暗記しているが、肝心の足し算が心もとない。
高学年のA君も計算が苦手である。A君は、自分が使える(と言ってもそれぞれ問題があるのだが)3言語のどれでも、声に出して計算をやらない(できない)。本人は数字を見れば音がなくても計算できると言うのだが・・・
私はこの年(?)になっても、計算する時は頭の中で九九を唱えている。繰り下がりの時は、「10の位から10借りてきて10ひく7は3,3たす2は5」という具合だ。九九の暗唱だけでなく、低学年でやる計算は、頭の中に音を伴ってたたきこまれている。音があるから暗算や見当付けがなんとかなると自分では思っている。しかしA君は割り算で見当をつける時も、すべて紙に書いて計算する(商に6がたつかな(筆算)→あ、だめだ、じゃあ7かな(またまた筆算)→)。もちろん、音にしなくても、見れば、書けば計算はできる。ただしいちいち書いていたのでは時間がかかることおびただしい。
母語と日本語、どちらの言語でもいいから計算をしっかり身につけておかないと、この先の算数、数学の勉強は茨の道になってしまうのではないだろうか。(♪)