2012年11月13日火曜日

東広島市民多文化共生アクティビティ

 2012年11月11日(1が4こ並びました!)、新しい試みを行い、大成功、大盛況となりました!!名付けて、第1回東広島市民多文化共生アクティビティ。インターナショナルバザーとコンサートに多くの方(日本人も外国人も)が集い、楽しい一日となりました。
 開催した場所は、JR西条駅(東広島市)に近い『くぐり門』、酒どころ西条の蔵元が並ぶ酒蔵通りにあります。酒蔵通りやくぐり門がどんなところか知りたい方は、是非、東広島市観光協会HPを訪れてください左下にくぐり門公式ツイッターもあります。
 
 インターナショナルバザーには、たくさんの方の協力をいただきました(感謝です)。初めは、こんなに売れるだろうかと内心ドキドキでしたが、ふたを開ければ、一部の衣類と書籍を除いてほぼ完売!!中でも防寒衣類と食器が大人気でした。アジアの暑い国から来た人たちには、寒い冬を目前に控えグッドタイミングだったようです。食器も、一時滞在の人たちにとっては必需品です。自宅の蔵(!)を整理して大量に食器を出してくださった方がいたのですが、それも完売でした。
 1階で行われたバザーは、熱気と喧噪に包まれていましたが、2階では美しい音楽が響き渡り、心が洗われる時間を持つことができました。東広島マンドリンアンサンブルの精鋭メンバーによる演奏は、皆さん本当にテクニシャン!!聞き慣れた曲が、ひと味違った雰囲気となり、とても楽しめました。コーロセシリアによる女声コーラスでは、懐かしい日本の歌をいくつも聴くことができました。きっと外国の方々の心にも強く響いたことと思います。

インターナショナルバザー。本当にたくさん!!売れました
 
 このイベントを主催したのは、東広島市日本語ボランティア有志の会です。東広島市は2012年6月現在、人口18万3677人、うち外国人登録者数4664人(人口比約2.5%)。広島県全体の外国人が約4万人ですから、およそ1割が東広島市に住んでいることになります。日頃一市民として、日本語を通して外国人と交流を深めている日本語ボランティアが、さらなる飛躍(?)を目指し、日本語以外にも何かやってみようと企画しました。
 教室型日本語、おしゃべり型日本語、One to One日本語、自由日本語、そして私たちヤッチャル(U18)。東広島市では、いろいろな形で日本語ボランティアが活躍しています。自分もやってみようと思う方は、是非、本ブログ右側にリンクしている東広島市市民文化センターに連絡してくださいね。

 最後に、このイベントの『多文化共生アクティビティ』という名前に注目してください。少子高齢化が進む日本では、今でも、そしてこれからも、多くの外国人とともに社会を作っていくことになるでしょう。文化、慣習などが違う人間が一緒に暮らせば、そこに多くの軋轢が生まれるのは当然です。どうしたら、みんなが気持ちよく暮らせる社会(これを多文化共生社会と言っても良いでしょう)になるでしょうか?
 今回、フィリピン、マレーシアのお二人が、このイベントの企画段階から参加してくれました。当日はインドネシア、中国の二人の男性も、後片付けなど、たくさんのお手伝いをしてくれました。日頃、日本語を通して外国の方と接していると、どうしても教える、教わるの関係になりがちです。しかし、この企画では、誰もが一市民として、同じ立場で協力し合うことができました。なんだかお互いの距離がぐっと縮まったように感じます(日本人ボランティア同士にも、同じことが言えそうです)。外国人も日本人も、皆がひとりの市民として活躍、貢献できる社会。理想論かもしれませんが、目指して行きたいものですね。
 なお、今回のバザーの収益金は、多文化共生社会の夢に向けて、次回アクティビィテイの資金とさせていただきます。皆さん、楽しみにしていてくださいね