2013年2月12日火曜日

日本語スピーチコンテスト@庄原

 連休行事、その2は広島国際センター主催の多文化共生シンポジウム@広島市。田村太郎氏の講演と、安芸高田、福山、呉の取り組み紹介、中国、カナダの方のコメントなど盛りだくさん。広島県内、それぞれの地域でそれぞれの取り組みがなされています。

 そして、いよいよ(?)その3です。 広島県北部の庄原市へ出かけました。しょうばら国際交流協会主催の『日本語学習者による日本語スピーチコンテスト&新年会』に東広島から数人が出場したので、応援ツアーです。前日(2/9)が机の上の勉強(講義:シンポジウム)なら、この日はまさに実習(現場体験)です。
 まずは、好天に恵まれ、雪道の心配もなく東広島→三次→庄原との車に総勢7名が乗り込んで快適なドライブ。三波羅川沿いの桜並木、君田温泉、某グルメマンガにも取り上げられたわに料理(皆さんご存じですか?アリゲーターじゃないですよ)など、観光おすすめスポット満載コース。今度は遊びに来るぞ!!と決意を新たにしました。

 さて、日本語スピーチです。ベトナム、中国、インドネシア、ブラジル、アメリカ、台湾、ジャマイカ、タイの8カ国16人が登場。中国山地の真ん中でも、これだけの顔ぶれ(国籍)がそろう。本当に国際化の波は日本全国に及んでます。11回目ということもあり、しっかり地域に定着したイベント(というか年中行事)になっています。

日本語スピーチコンテスト表彰式後の記念撮影
 表彰式では、金、銀、銅、特別賞以外に、『二つの国の架け橋になりま賞』』のような、工夫を凝らしたネーミングの賞がたくさん用意され、参加者全員に贈られました。このとき、東広島から参加したSさん(中国)は、プレゼンターのしょうばら国際交流協会会長と握手を交わし、その姿を撮影してもらいました。お二人ともちょっと恰幅がよくて堂々とした雰囲気なので、まるで日中友好条約調印後の国家主席と首相みたい〜と、東広島応援団には大受けでした。その後、全員が握手して写真をとったので、Sさんは「僕がはじめたことなんだよ!!」と満足気でした。
 ポットラックパーティーでは、餃子、ナムル、巻き寿司をはじめ、各国料理ズラリのまさにインターナショナルバイキング。ヤッチャル最年少で大学の寮で生活しているノンちゃんは、日頃の食の欲求不満を一挙解消とばかりに、目を輝かせて食べまくっていました。ただし一番感激していたのがミスドっていうのは、現代っ子ですねえ・・・

 今日の“現場体験”でいちばん感じたのは、スピーチ、ポットラックともに、手作り感に溢れ、大変アットホームな雰囲気だったということです。規模の小さい自治体ならではの、多文化共生への取り組みを見ることができました。
 そして、庄原市民でなくてもウエルカムというのは、とてもうれしいことでした。地元庄原だけでなく、東広島、安芸高田などからも参加者があり、さらには廿日市(はつかいちと読みます。広島県西部)からは、参加者の義父母も駆けつけてきました。こうした開かれた雰囲気なら、他自治体住民との交流や連携が自然にできますね。そして庄原をピーアールするよい機会にもなります。はビンゴで幸運にも景品をゲットしたのですが、それは庄原市高野町の特産品詰め合わせセット!こういうのを頂いたら、その地域への興味が自然とわいてきます。

 そんな暖かい雰囲気は、東広島からの参加者の心をとらえました。帰りの車では、みんな口々に「また来ようね!!」お世話になりました(