2015年12月31日木曜日

おおみそかになっちゃった!

 たいへんご無沙汰しております.このところまったく更新せずで申し訳ありません.にほんごひろばU18は,毎週火曜日,土曜日と地道に活動を続けています.

 2015年,本当にいろいろなことがありました.この1年,U18には『中学生,来日1年以内,中国から』の子が多かったです.まあそれ以外の子も含めて、子どもたちが異文化の中で生活すること,学校に通うことの困難さをまざまざと見せつけられました.
 
 中3で日本に来て,一年以内に高校受験という子もいます.自分の持っている本来の能力と受験に必要な能力(要するに日本語ですね)の乖離に,多くの子は悩みというか絶望感すら抱いています.それを見ていると,日本に来ること(≒子どもを外国に連れ出し生活すること)について,もう少し考えて欲しかったなあと思わずにはいられません.

 もちろん,日本に来るにはそれ相応の理由があります.ただし親の理由がなんであれ,ほとんどの子どもたちが『自分で意志で日本に来たのではない』ということだけは,私たちが覚えておかなくてはいけないことでしょう.子どもの教育,子どもたちが幸せになること,これはおとなの力がなくてはできません.日本国政府もビザを出して子どもたちを受け入れています.受け入れる以上,責任がともなうはず・・・

 悩み,問題は多いですが,ヤッチャル,U18のやるべきことは,目の前にいる子どもたちひとりひとり対して,誠実に対応していくこと,これにつきます.U18に来る子どもたちがほんの少しでも,安心と信頼と楽しさをえられるように,2016年もできることからやっていきたいと思います.夏には,キャンプも予定しています.すでに子どもたちは「次のキャンプはどこでするの?何をするの?」と聞いてきます.う〜責任重大です.

では皆さま良いお年をお迎え下さい.来年もよろしくお願い致します(ヤッチャル一同)

内モンゴルの草原(2015年5月):広いなあ〜〜〜

アメリカの沙漠(2015年9月)これまた広いです!!
移民ということを改めて考えました(2015年9月)

2015年10月27日火曜日

ヤツの帰国

 このところU18のティーンエージャー(中学生,高校生など)は揺れている子が多いです.親はよりよい何かを求めて日本に来るのだとは思います.それが子どもにもよかれと信じて・・・いたはず。でも,言語,文化,環境,人間関係(友達,祖父母など)のすべてと決別することが,子どもに何をもたらすかは想像できなかったのかもしれません.親に『振り回される』子どもたちを見ていると,やりきれない思いとともに,怒りのようなものがわき上がってきてしまいます。

からの報告です>
 『人の心のわかるヤツ』が
帰国するという報告を持ってやってきました。親のビザが切れたので帰らざるを得ないのです。親も何とか日本に残れるように頑張っていたのでしょうが、在留延長は認められなかったようです。
小学校6年になる年にやってきて、5年半。「帰るの、残念だね。頑張っていたのにね。後輩にも通訳したりして助けてくれたし・・」と水を向けると

「こんな中途半端な時期(高校2年生)に帰るのはちょっと嫌だ。でもおじいちゃんやおばあさんの生活の状況、それを支えるお父さんのことを考えると責任があるからさ

 17歳が、家の状態を考えて自分にも「責任がある」と言い切っていました。


 親が自分の夢を実現すべく来日。本人は自分のあずかり知らぬところで日本に来て、また、自分の意思を忖度されることもなく帰国する・・。本当にどこにも気持ちの持って行きようがないような状況です。彼の一言一言は胸に突き刺さります。


「どこにいてもきっとおんなじだよ。一番大変なのは人間関係」
「帰国したら,しばらくはおとなしくしている。高校に入る予定だけど、日本にいたということは言わない。いろいろ言われたくないし・・じっと様子を見ることにする」
「じゃなければへらへらしてる」
日本の5年間で処世術をしっかり身に着けたようです)
「帰らなければならないんだったらもう少し飛び出しておけばよかったよ。ちょっとおとなしくしすぎた」
「今の友達とは次に会っても、今みたいな関係は作れないだろうなあ。この年だからいい友達なんだよな」
「今は日本人の友達はいない。いろいろあったんだ・・・」

 5年間でしっかり日本語を身につけ、友達を助けることもできるようになったのに・・

「もう日本に来ることはないよ、きっと。」
 地図で彼の故郷を見ると「そうだねえ、遠いねえ」と言うしかありませんでした。

「日本語を忘れないようにメールちょうだいよ。日本で心配してるからさ」
facebookで友達になりました。でも彼の国はメールやfacebookの環境がよくありません・・・もう会えないかなあ・・・彼は明日帰ります。


キャンプ楽しかったね!!

2015年10月5日月曜日

わたしたちだってやるときはやるんだよ!!


 東広島市教育文化振興事業団では,毎年外国人スピーチコンテストを行います.今年は11月15日(日)です.
 10月4日に,その予選会を行いました.とは言っても出場者は3人だけ.ですが3人ともU18メンバーです,高2のJ君(滞日2年),中3のSさん(滞日6ヶ月),中1のRさん(滞日6ヶ月).いずれも中国出身です.このところU18活動に必ず顔を出す,いってみれば常連さん達です.

 この半年,U18は中国勢が圧倒的多数です.3人以外に,中3のSさん,中2のR君,小6のK君,16才のR君,高2のR君,中1のK君,H君などがいます.ということは活動中,中国語が飛び交い,おしゃべりタイムとなり,勉強に身が入りません.学校で緊張して過ごしているので,そういう時間が必要なことはわかります.それでもときどき「何のためにU18に来てるの!」と,カツを入れるのですが,多勢なこともありうまくいきません.

 日頃そんな状態ですから,いくら「出たい」といっても,そもそも原稿ができるのか,は半信半疑でした.事実,前日(10/3)の活動のときには,ようやく原稿が形をなした状態でした.読み,話す練習はまったく不十分・・・

 そして予選会.Rさんは,日本の中学校での出来事を生き生きと語りました.1人だけ規定のソックスをはいていなかったことを,みんなの前で「日本語がわからなかったからだね」と注意され,とても恥ずかしかったそうです.先生は,そう言うことで「Rさんが悪かったんじゃない」ということをみんなに伝えたかったのかもしれません.でも本人は少し傷ついてしまったようです.

 J君は,日本にきてからしばらくまじめに日本語を勉強しなかったので,友達と話す事ができなかった.これじゃダメだと思って,高校に入ってからU18にもどってきた経緯を生き生きと話してくれました(これは私たちにとってとてもうれしいことです).将来,自分みたいに日本語のわからない人をサポートしたいと力強く宣言しました!!

 Sさんも,いっしょうけんめい「日本語がうまくなりたい.そうなったら,沖縄に行ってきれいな海が見たい」と語ってくれました.

 3人とも立ち往生することなく,しっかり話す事ができました.の言葉を借りれば

「出来不出来はともかく、みんなそれなりに頑張りました。いつもダラダラして、勉強に身が入らない子たちですが、やる時はやるんだなあ・・と感心させられました」
 
 また、U18の仲間K君,H君が聞きに来てくれました.H君は,日本語の先生達の講評を,上手に中国語訳して3人に伝えてくれました.

 結局,3人とも本選に申し込むことになりました。この後1か月、スピーチの時間(5〜8分)に合うように文章を練り直し、発表の練習をして、さらに大人の申し込み具合も見て、出場を最終判断します.ぜひ,3人とも出場して欲しいです.

やればできる!!子どもたちの無限の可能性を見ることができて,とてもハッピーな一日でした.
がんばった3人!!

みんなでにっこり!!




2015年9月1日火曜日

第2回虹色キャンプー言葉の壁を越えるにはー

 昨年に続いて虹色キャンプ(第2回)が行われました.安芸高田市の主催で,呉市,東広島市,福山市の子どもたちと支援者が合流しました.子どもたちの出身はフィリピン,ブラジル,中国,タイ,ベトナムです.
キャンプが始まります!
 昨年メンバーとして参加したベトナム,ブラジルのふたりが,ことしはリーダーとして大活躍してくれました.率先して仕事をしたり,子どもたちの意見交換をリードする姿を見て,本当に子どものパワーってすごい!!と改めて目を見張りました.

 そのベトナムっこは,本ブログでおなじみのVT君です.アルバイト(調理補助)で鍛えた腕で,スイカや肉を切り,肉への振り塩,振りコショーの手つきはいともあざやか!!彼はこの夏休みに運転免許も取得しました.

 今回のキャンプは,東広島からの中国っ子が多く,その半数くらいは滞日半年くらいで,まだまだ日本語で自分の思いを表現できません.ブラジル勢からの「日本語でお願いします!!」という叫びもむなしく,どうしてもお互いに中国語語で会話する場面が目立ってしまいました.中国語話者以外の子には,かなりストレスになっていたようです.

この状況は,私たち大人にも大きな責任があります.それを子どもたちはするどく見抜いていました.
 実は最後の振り返りで,大人からの「来年,どんなキャンプにしたい?」という質問に
「サッカーやキックベース,バレーボールなど,みんなで出来るスポーツがやりたい」
という意見がたくさん出ました.本当にその通りです.

 そう,今年のキャンプにはお膳立てというか,“どうしても日本語を使わなくてはならない”場面設定が欠けていました.
 昨年は比較的日本語を話せる子が多く,振り返りでは,
「アクティビティーの合間におしゃべりすることが楽しかった.もっと話したかった」
という感想が多くありました.それを踏まえて(?),ことしはかなりゆったり日程にしたのですが・・・それが裏目(?)だったかな.

 子どもたちからの『みんなでやるスポーツ』という提案は,何とかして日本語をつかってお互いに交流したいという願いが込められていました.
 その願いをくみ取るべくが締めの宣言をしてくれました(来年は東広島主催予定).

「来年は子どもたち中心の実行委員会を作って,子ども自身がつくる子どものためのキャンプを目指していこうと思います」


向原農村交流館やすらぎ特性カレー<うんまい!!>

いつも小さく(?)なっているR君が一発!!

緑豊かなほととぎす遊園でキャンプしました

安芸高田市といえば神楽です

みんなで手をつないで輪になってありがとう!!

2015年8月9日日曜日

行くのか帰るのか

 毎日暑いですね.子どもたちが夏休みにはいり,U18も8月から夏休みシフトに入っています.いつもの賑わいより,少し静かな感じですす.というのも何人かが中国へ行って,不在だからです.

 いつも元気なH君は『中国につながりがある日本国籍』,日本生まれ,中国育ち.現在中学生ですが,ここ1年は日本にいます.彼が中国へ行く前,一時帰国楽しみだね!と言ったら「先生,僕は中国へ帰るんじゃないよ.中国へ行ってくるんだよ」という答えが返ってきました.なるほど,言葉の使い方に気をつけなくちゃ!!

 中学生のSさん.来日半年,中国籍.彼女は「夏休み,中国へ帰るの楽しみです」と,いそいそと出発しました.

 子どもたちにとって中国は行く所なのか,それとも帰る所なのか,帰国する先は日本なのか,中国なのか,とても考えさせられました.居残り組(5人くらい)は,友達の『一時帰国』をちょっぴりうらやましそうにしながら,黙々と勉強しています.K君は迷(?)コンビのH君不在で,ちょっと元気がありません.でもおかげで集中できる(?)ので,正負の計算をばっちりマスターしました.

 行くか帰るかということでは,おとなの日本語クラスでも,滞日20年のKさんが
「日本滞在は長いですからねえ〜〜」
と言ってました.滞在という言葉のニュアンスがとらえ切れてなかったのかもしれませんが,H君の言葉を聞いた直後のには,これまた考えさせられる発言でした.


 みんな,いろいろな気持ちを抱えて日本に『居る』んですね.

PS.日本国内の移動でも,そんなことがあるなあと思います.東京生まれ東京育ち,茨城県,広島県,アメリカに住んだこともある.帰るところはどこだろう?生まれた東京?でも東京を離れて久しいので,今や完全浦島太郎状態です.さてわたしは,どこに行ったら『帰ってきた』と感じられるのだろう.自信を持って言い切れる場所がないような気がしています・・・

名古屋で食べた絶品たこの丸茹で(日間賀島直送)豪快です!!

2015年7月9日木曜日

思考回避???

 このところ『ひとのこころのわかるやつ』(以下R)がひんぱんにU18に顔を出す.U18だけでなく,水曜日夜の日本語教室(大人向けなのだがU18の中学生も常連)にもやってくる.6年生で来日して現在高校2年生,彼の心境はいかに???

 彼は来日直後,小学校の関係でU18に参加した.彼の周囲に中国語話者の友達はたくさんいたが,ほとんどが帰国者家族で日本生まれ日本育ちであった.彼1人が留学生の子だったので,どことなく違和感があったことは否めない.彼は中学時代,ほとんどU18に来なかった.聞こえてくるのは,学校をサボっている,問題行動を起こしたなど,良くない噂ばかりである.しかし,もともと学力があったからなのだろう,どうにか全日制高校へ合格した(ここまでは,前回触れたことである).

 彼にいろいろ聞いてみた.
「親に日本に行くよ,といわれたときどう思った?」
R「行ってもいいかなと思ったよ.日本ってどんな所かなと思ったから.“好奇心”だよ」
「心配や不安はなかったの?」
R「別になかった.言葉が通じないとか,それがどういうことなのか想像できなかった
「日本にきてからはどうだった?」
R「つまらなかった.言葉はわからないし,勉強もわからない・・・」
「高校はどう?」
R「おもしろくないよ.一応行ってるけど.行かない日ある」
「学校休んだら何してるの?」
R「家で寝てるよ」
「町に遊びに行くんじゃないの?」
R「そんなのめんどくさいじゃん.お金もないし.ただ家にいて寝てるだけだよ」
「将来,やりたいことある?」
R「別にないよ.考えたこともない.アルバイトすれば食べていけるよ」
「でも,アルバイトじゃ,いつ首になるかわからないよ」
R「そういうときは就職する
「就職って,そんなに簡単じゃないと思うけどなあ」
R「大丈夫だよ.とにかくたべられればそれでいいわけだし.考えたってしょうがない

 話をしながら,なんとなくは彼の状態が『腑に落ちて』行く気がした.「将来やりたいこと?」なんていう質問は,彼にとっては愚問中の愚問だったことだろう.彼が5才くらいなら無邪気に「サッカー選手!野球選手!料理人!」と叫べばいい.しかし彼はもう17才だ・・・

 おそらく,彼は『将来は?』と聞かれても,どう考えていいかわからないのだろう.日本人の子なら「ケーキ職人になりたい」という希望を持てば,「料理学校や製菓学校に行く.そのためには高校卒業しなくちゃ.赤点とらないようにつぎのテストは気をつけよう.それともだれかに弟子入りっていう手もあるな」などとそこへ向かって道筋を考える.しかし彼の場合,道筋を考えるための基盤(知識,情報,経験など)が絶対的に不足している.もちろん日本語力の問題が大きいが,家庭環境を含めて他にもその要因はたくさんある.そして彼自身,そのことを敏感に感じ取っているようだ.

 彼の状態を表す言葉として私の頭に浮かんだのは「思考回避」である.彼は「考えてもしょうがない」という言葉を使っているが,考えることを無意識に(?)回避している状態になっている.

 外国につながる子どもたちとつきあっていると,よくこういう言葉を耳にする.
「ほんとに何にも考えていない.アルバイトして手元にお金が入ればいいと思っている.ずっとそれでいいと思ってるの?やりたいことを見つけないと,人生つまらないでしょ」

 そうできればどんなに幸せなことか.しかし,こう言う前に今一度,R君の言葉を思いだしてほしい.子どもたちが『(将来を)考える』ための基盤を与えるのは大人の責任であり,それこそが教育が果たすべき仕事なのではないだろうか・・・

 R君には,これからさらなる試練が待ち受けている・・・(

上海のビル群(にとっては30年ぶりでした)


 

2015年6月16日火曜日

家で一人で勉強するのはむつかしい!!

今日(2015/06/16)はU18の定例活動でした.からの活動報告をお送りします

みなさま、
うっとうしい季節ですが、今日も子どもたちは元気にやってきました。
コミュニケーションコーナー相談窓口のKTさんは

「子どもたちが楽しそうに勉強しているのを見るのはいいねえ」

実はS中学に行っている子たちは、毎週火曜は3時半ごろからコミュニケーションコーナーで学習しています。ということは学校を早退しているわけです(一応学校公認ですが).ただし学習といっても、それぞれ、やることは広げているのですが、半分はおしゃべりを楽しんでいます。おそらく学校では、まだまだクラスメートの話や、授業にはほとんどついていけず、静かに席についているのでしょう。U-18に来るとはじけてしまうのも無理はありません。

今日はしばらく来ていなかった中3のKC君が定期テストの結果を持ってやってきました。点数を聞くと、そこそこの点を取っています。こんな時はまずほめるのが鉄則!

「すごい。よく頑張った!」「前より良くなったじゃん!!」
本人が希望する高校にはまだまだ手が届く点ではありませんが、何とかやる気を出させたい!というのが我々ボランティアの親心です。

K:うちにいるとやる気が起こらないんだよねえ・・
V:そんなのんきなことを言ってる場合じゃないでしょ!1日最低2時間、できれば4時間ぐらい勉強しなくちゃ!
K:えー。そんなに!!!でも勉強のしかたがわからないんだよね~。
V:問題集を持っていたら、1日何ページするとか計画を立てるのよ。計画立てたら持っておいで見てあげるから・・
K:えーっ。大丈夫・・・なんとか・・・やってみようかなあ・・・・


褒めた後にはこんな現実的な会話を交わしました。家庭学習の習慣がない子どもたちが多いのですが、このKC君もその一人。そんなKC君ですが、勉強をちゃんとしないのに、そこそこの点が取れるということは勉強したら志望校にも入れるかも・・・どうしたらそんな気持ちにさせることができるでしょうか・・・

高校生もきています。
今日は半分ボランティアのLS君も入れると3人・・・
一人はいつも問題を抱えているKSさん。今日も来日していたおばあちゃんが帰国し「さびし~い」とやってきました。そして、高校は欠席・・・この子の寂しさをどう受けとめたらいいのでしょうか・・・

それぞれに多かれ少なかれ、いろいろなことを抱えている子どもたち・・・寄り添うことしかできないんだよなあ・・・


このところ,こんな感じで,毎回にぎやかなU18です

2015年6月13日土曜日

広島イスラム文化センターフレンドシップデー

 このところ更新が滞りがちです.すみません.U18は目下大繁盛です.中学生と中学生以上の子が多く,ぜんぶで10名くらいいます..ほとんど中国出身の子たちですが,インドネシア,フィリピン,ベトナムもいます.もちろん,ヤッチャルボランティアは,きびしく(?)学習指導しています・・・・・しかし,子どもたちは学習よりおしゃべりの方が大切です.学校でおとなしくしているので,U18にくると,みんなほっとした顔を見せます.その顔には「苦労しているのは自分だけではない.みんながいるから安心できる.だからがんばろう」と書いてあります.そんな子どもたちの様子は,近いうちにレポートしますね.

 さて613日に,♪は広島イスラム文化センター(東広島市西条町田口27861)のフレンドシップデーに行ってきました.このセンターはできてから3年たちました.昨今の世界的情勢から見て,東広島市民(とりわけご近所さん)の中には「いったいあそこでなにをやってるんだろう」と危惧していた人も少なからずいます.今回のイベントは,自分たちムスリムの文化を知ってもらい,お互いの交流を深めようというのが目的だと聞きました.

 手作りのランチやデザートを頂きながら,ムスリムの方,近所の方,日本,インドネシア,シリア,アフガニスタン,エジプトなど,いろいろな人たちとお話をしました.以前取り上げた「たてよこくるりん」FちゃんとHくん(アフガニスタン)が来てました.二人は引っ越ししたので,U18に来られなくなりました.元気な二人がこなくなって,ヤッチャル一同ちょっと淋しかったのですが,元気な顔を見られて安心しました!
デザートを食べながらみんなで談笑中!Fちゃんも元気です

 男性陣の礼拝の見学もしました.センターの理事長さんは
「一日5回の礼拝は多いと思いますか?時間の無駄だと思いますか?でも煙草を吸う人がいたら,その人が席を外してタバコを吸う時間とそんなにかわりませんよ」」
と力説していました .たしかにそうかも・・・門外漢のはたばこより「一日5回身体を動かすということが,健康のためにはいいのかな??」などと失礼(?)な事を考えてしまいました.
礼拝は厳粛に

 東広島市には外国人がたくさん住んでいます.文化,習慣,宗教は違って当然です.でもそれを知らないままだと,相手に対して「どんな人なんだろう」と疑心暗鬼になってしまいます.「相手を知る」というのは,「多文化共生社会=みんなが住みよい社会」を作っていくための初めの一歩ではないでしょうか
まん中がバクラバというおかし.とっても!!甘いです


2015年5月21日木曜日

人の心がわかるヤツ

  最近のU18はとてもにぎやかだ.特に中国勢の台頭(??)が著しい.今週の火曜日(5/19)は,中国にルーツを持つ中学生以上が7人いた(内訳は定時制高校生=1,中卒年齢=1,中3=2,中2=1,中1=2,もう1人加わるという情報あり).滞日期間は来日半年が一番長く(高校生を除く),先週来たばかりという子もいる.中国での学習状況も,朝から晩まで勉強する全寮制の学校出身者から,小学校の算数がおぼつかない子まで,本当に様々だ.

 U18では,なるべく子どもの実態にあわせて勉強しているが,ボランティアの数は限られている.仕方なく,学習の定着度や理解力の違う子がいっしょに学習することもある(日本語レベルは同じくらいなので).しかし,そこに問題が発生する.一番深刻なのは,仲間と自分を比べてしまい「自分だけがうまくできない」と劣等感(?)が芽生えてしまうことだ.学校で何もできなくて悔しい思いをしているのに,U18でも落ち込んでしまったら,子どもの行き場はなくなってしまう.本当に申し訳ない.火曜日はSさんがそうなってしまった.しかし,そこに頼もしい助っ人が現れた・・・それはR君

 5年前,小学校6年で来日したR君(現在高2:全日制).U18開設当初の活動に参加した.当時の彼は,学力はあったが日本語はもちろん分からない.家庭的にも不安定で,その後帰国,再来日もあった.そんな状況のせいか,中学以降はかなり“荒れ”ていたようだ.学校をサボっている,物を壊した,けんかしたなどの情報が断片的に飛び込んでくる.家が遠いせいもあって,中学以降ほとんどU18に来なかったので,ヤッチャルとしては「どうなってるんだろう」と一方的に心配するだけだった.
 
 全日制に通うI君(合格の顛末はこちらから)から,入学後半年ほどして「あいつ(R君),同じ学校だよ」と聞かされた.その時はうれしかったのだが,「あいつ,まだ日本にいたんだ!いつの間にそんな実力がついたんだ!」と驚きの方が先に立った.

 そんな彼が,男友達のおとも(?)で,時々U18に顔を出すようになった.5/19の活動では,はじめ友達の日本語学習を手伝っていた.隣ではSさんとUさんがボランティアと一緒に日本語を勉強していた.実はUさんは日本に来たばかりである.基礎学力が高く,「勉強」が身についている子だ.来日前に少し日本語を勉強してきたこともあり,理解のスピードがものすごく速い.そのスピードにSさんはついていけなかった.みるみる顔が曇ってきて,ただでさえ口数が少ないのに何も言わなくなってしまった・・・

 そこに登場したのが,隣にいたR君だ.自然な感じでSさんのサポートに入り,色々話しかけてくれた.R君としては,過去の自分と同じ状況の仲間を見過ごすことはできなかったのだろう.来日当初,彼のまわりには中国ルーツの子がたくさんいた.ただし日本生まれ日本育ちが多く,日本語ゼロはR君だけだった.仲間がいて中国語でのサポートは得られる.確かに心強い.しかし彼は孤独感,劣等感に苛まれていたのではないだろうか.外国人が自分1人なら,比べる相手がいない.まわりに“仲間”がいると,むしろやっかいなことがある.

 彼は人の心が分かる青年に成長していた.本当はしなくてもいい苦労だが,そこからすばらしい人間性が育った(苦労が無駄にならないで良かった!).そんな彼が
「先生,おれのこと覚えている?」
は中国語ができないから,あの頃彼に関わったのはほとんどだった.それでもR君は,こう聞いてきた.彼の心の中にはU18がしっかり刻まれているのかな!!!

大崎下島にて.道ばたで売っている夏みかんがうんまい!!

 

2015年4月28日火曜日

U18ならではの光景

 今日は定例活動でした.ゴールデンウイーク前,明日は休日です.子どもたちは心なしかリラックスした感じで,勉強におしゃべりに,とても賑やかで充実した(?)活動となりました.今回は,ブログ書き込み初登場のがお届けします.宜しくお願いします. 

 最近,中国の子どもたちがたくさん来ます.今日は,中卒(高校進学希望):1名,中3:2名,中1:1名,小2:1名と,合計5人が中国人.あとはインドネシア1名,アフガニスタン2名でした.インド(高校生),ベトナム(大学生)のお兄さんコンビは教室には来ず,コミュニケーションコーナーでパソコン三昧.それでも放課後,ちょっと顔を見せるというのは,やはりここ(U18)は居場所なのかな・・・ 

 アフガニスタンの姉弟(たてよこくるりんコンビ)は,好奇心がすごく旺盛です.今は多数派の中国に興味があるようで,中国語で「名前は?」ときいたり、「こんにちは」や「さようなら」と言ったりしています。もちろん,2人の“中国語”はタモリの中国語の雰囲気ではありますが.

 一方中国の子どもたちは,スマホでアフガニスタンはどこにあるのか調べたり,国旗を見たりしていました.アフガニスタン弟君の「中国語でアフガニスタンはなんていうの?」という質問には,改めて調べて「アフハン」とこたえてくれました.アフガニスタン弟君は「どうして「ガ」がないの?アフ“ガ”ニスタンだよ」とちょっと不満そうでした.かなり気になったらしく,教室が終わるまで「中国語は『が』がないの?」とずっと言っていました。 

 出会うことがなければ、興味も関心も持たなかったであろう子どもたちが,それぞれの国のことを聞きあい、教えあう.なんだか不思議な光景ですよね.でもこれはまさに『ヤッチャルならではの光景』だなとも感じました。子どもたちがそれぞれ置かれている状況は厳しいですが、こういった経験が役に立つ日が来ればいいなと思います。

ではまた(



2015年4月15日水曜日

新年度がスタートしました

 4月14日(火),新年度第1回の活動がありました。バスツアーから3週間ぶりでしたが,新しいメンバーも含めて子どもたちは元気な顔を見せてくれました。からの活動報告をお届けします。

皆様、今日は春休み明けで、久しぶりの活動となりました。
3月26日のバス旅行以来なので、かれこれ3週間ぶりということです。
今日もまた一人15歳男子LC君(中国)がやってきました。
お父さんの仕事の都合で一家で日本にやってきたとのこと。すでに半年在日しているのですが、日本語はあまり聞き取れません。通信制(?)の高校に行ってみたが、日本語ができないから、できるようになったらおいでといわれたとのこと。それでU18にやってきました。中学は日本語ができなくても、学力が低くても卒業しなければなりません。でも、高校に入ることができない子がいます・・彼は大学にもできれば行きたいといっていましたが・・・

 昨年度,3学期も余すところひと月ぐらいになってから、14歳の女子二人SCさん(中国)とZCさん(中国)がきました。二人とも毎週火曜日は中学校を早退してU18に参加します。
彼女たちが2時ごろ学校を早退していることは聞いていました。ただ以前にも自主早退して、コミュニケーションコーナーにやってくる子がいたので,実は早退についてあまり気に留めていませんでした。2人が通う中学の校長先生が心配してU18に電話をくれました。そこで改めて彼女たちにいろいろ聞いてみると、どちらも、
・学校にいても何を言っているのかさっぱりわからない。
・新学年が始まったのに日本語教室は開かれていない。
・教室は寒くてスカートじゃ耐えられない(母国の学校ではズボンを着用)
なので1人は「4時間目が終わったら、すぐ帰る」,もう一人は「給食を食べて、掃除をしてから帰る」とのことでした。
 早く帰ってしまう方に「
給食を食べて掃除をしてからおいで」と言ったら「給食はまったく口に合わない」との返事・・・やれやれです。
 とにかく「早く学校から帰るなら、コミュニケーションコーナーで宿題をするなり、こちらが出すプリントをするなりしなさい」ということになり、来週の火曜から二人は2時半ごろやってくることになりました・・・

 3月末からきているこれまた新人は小5女子AIさん(インドネシア)。“たてよこくるりん”FAさん(アフガニスタン)も小5ですが、体格が全然違います。でも持ってきた勉強が終わったら、絵本を読み、その後仲よく遊んでました。
 FAさんはとっても元気で行動的です。はじめはぐずぐず言っててもおだてると,嫌いな算数にも取り組みます.分数の概念がすぐわかり、問題をすっかり解いて帰っていきました。弟HA君も茶目っ気があるので二人がいるとにぎわいます・・・

 ボランティアの方にもいろいろ変化がありました。頼れるさんが、最もU18メンバーの多い小学校の日本語教室を担当することになりました。これで、いろいろ情報交換ができます。連携を密にしてきめ細かく子どもたちをサポートできるようになると,ヤッチャル一同,士気が上がりました.さらに広島市の小学校の日本語担当教師になった方もいます。夏休みなど,子ども対象の活動のない広島市からはるばるU18にやってくる子もいます。これで広島市とのつながりもできました・・・さらにさんも近くの中学で中2の男子(中国)を担当します。転校早々問題発生と頭を抱えていたので,その学校にいるU18メンバーに連絡を取りサポートを要請しました。心ある人が先生になると子どもたちは変わります。本当に良かったです。お仕事は大変でしょうけど・・・今年度は学校との連携を深める年になるかな。

 4月から大学生になったTV君も来ました。いろいろなことが不安・・と心配そうです。日本語での会話はあまり問題なく、友達もできたとのことですが、授業は時々わからない、板書の意味が分からない・・・(ということで
『工業力学』なんぞという教科書を広げて,一緒にベクトル問題に取り組みました)。でもこういう不安はTV君だけのことではないはず。「ほかの日本人も多分おんなじ気もちだと思うけど・・・TV君は大丈夫!太鼓判を押してあげる!」といったら「はあ???」と言いながら続けて
「卒業できるかな,いい仕事あるかな,就職できるかな・・・」とにかく将来が心配らしい。でも将来が心配じゃない人っているのかなあ・・・TV君がんばれ!

と、今日はこんな感じでした。」

 大きくなってから(中学生くらい)で来日した外国につながる子どもたちにとって,進学,進路,就職は本当に大変な問題です。通信制高校で受け入れてくれないというのは・・・う〜〜ん厳しいですねえ。ヤッチャル&U18 は,今年度も子どもたちに寄り添って行きます。加えて今年は学校との連携を深めるチャンス!!!がんばります。

2015年3月27日金曜日

バスツアー

2015年3月26日,U18恒例のバスツアーを行いました.毎年,学年の終わりにみんなで出かけるのを,子どもたちは楽しみにしています.前回が「たまに来る子も大切にしたい」と書いていますが,このバスツアーにも“たまに来る子”がたくさんいます.結局,子ども27人(インドネシア,中国,フィリピン,ペルー,ベトナム,アフガニスタン,日本)大人6人(日本)の大所帯となりました.しばらく見ない間に子どもたちはすごい勢いで成長していましたね!

 ルートは拠点であるサンスクエア→中央森林公園(サイクリング)→広島空港(ランチタイム)→コカコーラウエスト本郷工場(広島県三原市)→サンスクエアです.


  中央森林公園は広島空港に隣接しています.滑走路が一望できる飛行機の“離発着見物絶好ポイント”がいくつかあります.ということは,実はかなりのアップダウンがあり,小さい子どもたちには結構ハードなコースです.かなりのハプニング(?)はありましたが,全員元気いっぱいで完走しました.
みんなヘルメットをかぶってレッツゴー!!
小さい子は補助着き自転車でがんばりました.

 お弁当は広島空港のデッキで食べました.インドネシアの女の子たちは,どの子も滞在が3年近くなっています.お弁当もほとんど日本風ですね.お箸で器用に食べています.

お弁当は日本風???

 二階ロビーで広島空港のマスコットキャラクター「ソラミイ」にも会いました.実はは,これまで通算500回以上広島空港に行っていますが,ソラミイに会うのは初めて!!でした.ちなみにソラミイは2014年ゆるキャラグランプリでは815位だそうです.
広島空港のゆるキャラソラミィにも会いました

次はコカコーラウエスト本郷工場です.
わーい!!お名前入りでの歓迎です.説明のお姉さんありがとう!
 お姉さんは「コーラは歯や骨を溶かすなんて言われてるけど,そんなことはないんですよ.口にとどまっている時間はすごく短いでしょう?」と力説してました.確かにそうですね.
 コカコーラウエスト工場ですが,作ってる物はこんなにたくさんあるそうです.一番の売れ筋は,実はコーラではなく爽〇美茶なんだとか.日本人はやっぱり甘い飲料よりお茶がお好きのようです.
作っているのはコカコーラだけじゃないんだね
 最後に工場見学で印象に残ったことをひとつ.小学生と高校生の質問の違いです.小学生は,手を上げて積極的に質問します.
「この工場には何人の人が働いていますか?機械はいくつありますか?」
「どうしてQooのマスコットがいるんですか?」
とても丁寧な日本語です.
 一方,工場でアルバイトしているお姉さん高校生は小声でに聞いてきます.
「この工場で働くといくらもらえるのかな.外国人たくさん働いているのかな」
そうだね.あなたにとっては,それが一番切実な問題だよね・・・

子どもたちは,たくましく成長しています!!

U18はしばらく春休みです.4月になったらまた一緒に勉強しようね.





いつもそばにいるよ

 もう桜の便りがあちこちから届き,新学年も目の前に迫っています.学年の変わり目は,何かと慌ただしいのですが,U18の子どもたちにもいろいろな動きがあります.そんなU18の近況を,ボス()からのメッセージ(定例活動通信)で紹介しましょう.

「3月は毎年お別れの月です。
今日はインドネシアの3姉弟(Aさん,G君,D君)が,3年間の滞在を終えて広島を旅立っていきました。早朝の旅立ちでしたが,苦楽を共にした仲間がみんな(インド,ベトナム,中国,フィリピンなど.なんと多彩な顔ぶれか!),空港に見送りに行きました。末っ子のD君は「また会おうね」というと「うん、たぶんね」という返事。Aさんは朝涙を見せていたものの、空港では笑顔でした。G君が一番さびしそうにしていました。空港へ行く前は,登校途中の友達が数名お別れに来てくれました。彼はすっかり日本の学校になじんでいたので、日曜にはみんながお別れ会を開いてくれたそうです。いろいろなことがあった3年間だったけど、3人とも大きく成長しました。また会える時がきっと来るでしょう!


 U18には家庭的に恵まれず、いろいろな困難にぶつかる子がいます。家庭環境によって子どもたちの人生は大きく変わっていきます。今日見送りに来たKさんもその1人です.来日以来,次から次へと問題を持ち込んできます.
 今日、空港で帰国を前にして、3姉弟のお父さんがKさんに「インドネシアに帰っても君のことはずっと心配している。君の親がどうであれ、あの人は君の親だ。家庭環境が悪くても、道を切り開くのは君自身だ。ネガティブなことばかり考えずに、もっと未来を見よう。未来は君が作るものだ。インドネシアでもいつも君のことを考えているよ。」と励ましていました。この言葉に私自身もジーンとしてしまいました。Kさんは、涙をぽろぽろ流しうなづいていました・・。親との関係が子どもの精神状態をひどく不安定にすることがあります。「あなたは一人ぼっちじゃない」というメッセージを送り続けることが大切だとこのお父さんの言葉を聞いていて思いました。

朝の見送りを終えて,夕方は定例活動でした.


 中国のKさんが久々に参加。工場が暇になって自宅待機になったので、やってきたとのこと。こうやって時々やってくる子どもたちを大切にしたいと思います。

 今日はもうひとつ,とてもうれしいことがありました。20歳になった中国のC君が県立高校の定時制に合格しました。彼にはしたい仕事があり、派遣会社を通しての仕事では、その夢にはたどり着けないと思い、一大決心をして高校を受験したのです。20歳になると科目試験が免除され、面接と作文だけで合否を判定されるから、入れるかもしれないと思ったそうです。
 この前の日曜には中国語で書いた作文を持ってきたので日本語に直し、それを覚えて試験に臨んだら見事合格!本当に良かったです。こんなニュースがあると子どもたちと付き合ってきてよかったなあ・・と思います。C君の今日の笑顔はとっても素敵でした。

 私たちは、いつもあなたのそばにいるという信号を発信し続けることがたいせつなことだと、今日一日考えたことでした。」

私たちにできるのは,ホントに小さなことなのですが,それが少しでも子どもたちの心に残っているのならとても嬉しいです(


追伸:このほかにも高校合格の嬉しいニュースがありました

ペルーから小学校低学年で来日したM君:全日制普通科に合格.この地域では名門(?)高で,U18からこの学校へ合格者が出たのは初めてです.
ボランティアのMさんが中学で担当したOくん(中国):全日制普通科へ合格.この学校へは,昨年U18関係の子どもが4人合格しています.仲間がたくさんいるので心強いことでしょう
 
離陸!!(広島空港20150326)